「サラリーマンは現代の奴隷」~Financial Intelligenceの磨き方~

「サラリーマンは現代の奴隷」

この言葉を最初に大学の教授から聞いて早12年が経ちました。当時はよくわからなかった言葉も就職、転職、結婚、住宅購入を経て30代に差し掛かりようやく意味がわかり実感できる様になった気がします。

 

朝起きて何の疑いもなく会社に行き、上司の命令に従い業務を遂行し、帰りに同僚と一杯やってから帰宅する。週末はお客さんとの接待ゴルフやもしかしたら休日出勤されている方もいらっしゃるかもしれません。そして特段その様な予定がない日には仕事で疲れた体を週末何をする訳でもなく過ごし、また月曜日の朝を迎える。

まさに現代の奴隷とはよく言ったものです。

 

現在の日本の教育制度はそんな優秀な奴隷を生み出す制度です。

高校受験、大学受験、就職・・・。この波に乗れなかったものは落ちこぼれと呼ばれ落伍者の烙印を押される。しかしながら奴隷の烙印を既に押されているのはもしかしたら僕らサラリーマンの方なのかもしれません。

 

日本人はFinancial Intelligence、所謂「お金」に関する知識が他国に比しあまりにも不足しているとよく言われます。それもそのはずで、お金に関する教育は学校では為されておらず、就職すれば終身雇用制度があり、解雇もなく、毎日会社に行けば衣食住に困らない給料が与えられ、年功序列の昇進・昇給制度が存在する会社が未だ大多数をしめております。

 

また税金の源泉徴収制度はサラリーマンをある種盲目的にさせ、各種控除・補助・節税対策など生きる為に必要なFinancial Intelligenceを欠落させてしまいました。

 

このように国民の三大義務である教育・納税・勤労を国から直接的あるいは間接的にコントロールされながら履行し、老後を迎えれば年金を元手に第二の人生を・・・と思っていたら、今私達が支払っている年金は老後もはやそこに存在しないあるいは大幅に減額されているかもしれません。

 

そうなったときあなたはどうしますか?

働いていたときは役職についてある程度の地位を得ていたあなたが、定年後老体に鞭打って安給でアルバイトをしたいですか?そんな状況に陥ったとき国が守ってくれる?

答えはNo。もはやコストでしかなくなったあなたを国が守ってくれる保障はありません。そんな状況に陥らない為にも、会社に身を置き定額の収入がある今から自ら未来を見据えてFinancial Intelligenceを身に付け、資産形成を行い、自立する準備をすることが必要です。

 

このブログでは筆者が就職、転職、結婚、住宅購入、妻の出産、子育てを通して身につけたお金にまつわる知恵やノウハウ、今からできる資産形成法に関する情報提供を行いたく思っております。