投資のススメ その①

今回はしっかり稼いで節約して貯めたお金を増やす投資について述べたいと思います。お金持ちになる為には自分が働くだけでなく、他の人やあるいは自分の資産(身近なところで言うとお金)にも働いて貰わなければなりません。しかしながら、投資ってリスクもつきものだから危ないんじゃないの?と二の足を踏む方もおられると思いますが、実は貯蓄も資産を減少させるリスクを抱えているということをご存知でしょうか?今回は投資のすすめその①と題して物価や貯蓄、そして投資について述べさせて頂き、皆様が投資を始めるきっかけになれればと思います。

1. インフレ?デフレ?って何?

新聞やニュースでよく聞くインフレやデフレってどういうものかご存知ですか?簡単に言えば、様々な要因でモノの価値やお金の価値が上がったり下がったりすることを言います。

物価  :モノの価値。

インフレ:インフレーション。モノの値段が上がること

      = 単位あたりのお金の価値が下がること

デフレ :デフレーション。モノの値段が下がること

                   = 単位あたりのお金の価値が上がること

コンビニで買う1つ100円のおにぎりが明日には110円になってました。ということは同じものなのにお金の価値が10円分下がり、おにぎりの価値が10円上がったことになります。これがインフレという状態です。逆にコンビニで買う1つ100円のおにぎりが明日には90円になってましたという場合はお金の価値が10円分上がり、おにぎりの価値が10円下がったことになります。これがデフレという状態なのです。

 

日本銀行が市中に出回る通貨量を増やしたり、減らしたりしているのも意図的にこのインフレやデフレの状態を作り経済を刺激したり緩和したりしている為です。特に昨今、日銀は経済を刺激し、輸出を増やし、景気を回復させるべく、インフレの状態を作り出そうと、0もしくはマイナス金利政策や日本株の買い支えを行っておりますが、インフレ下においては、その国の経済成長率以上で運用ができていなければ実質損したことになっちゃうのです

2. 経済成長率とは?

経済成長率とは、GDP(国内でいくらお金が使われたか。定義としては生み出された付加価値の合計)が前年比で何%伸びたかという指標です。もし経済成長率が10%だとしたら今手元にある10,000円は1年後には11,000円の価値を持っていることになり、それより低い利回りで貯蓄していればそれは実質価値が減ったことになるのです。

 銀行に預けていれば安心なんて考えはお金やモノの流れが限定的な環境下で初めて成り立つものであり、お金という価値は日々価値が変化しているものなのです。

3. お手軽な投資とは?⇒持株会がオススメ

投資と言えば、株式投資やFX、先物などがありますが、しっかり勝つためにはある程度の知識が求められるものです。投資初心者が始めやすいものとしてここでは持株会での運用をまずはオススメ致します。

 

持株会とは、会社内の持株会という組織が(おそらく上場会社であればどこもあるかと思いますが)、従業員から毎月一口いくらという形お金を募り、そのお金を元手にして自社株を買う組織です。通常、持株会に出資する場合、10~20%の奨励金があることが多いため、実質10~20%安く株を購入することができることになります。利回り10~20%の金融商品なんてなかなか無く、あったとしてもハイリスクな事が多い為、持株会での運用は10~20%の下落リスクに耐えられるという意味でもお得かつオススメな金融商品なのです。

4. まとめ

 皆様、投資について少しでも興味を持って頂けましたでしょうか。もちろんご紹介した持株会にもリスクはありますが(給与をもらうところと投資先が同じの為、倒産すれば両方失う可能性がある)、私の場合はこまめに引き出し市場で売却することで現金化しそのリスクをヘッジしております。ただ貯蓄をするだけでなくお金にも働いてもらい資産形成をしましょう!